【保存版】Docker Desktopの仮想ディスクをDドライブへ移動＋アップデート対策ワンクリック復旧スクリプト

〜Cドライブ容量圧迫を根本解消し、自動でリンク再生できる開発環境最適化ガイド〜

📌 本記事の目的
✅ この記事でできること
💽 なぜCドライブが圧迫されるのか？
✅ ステップ1：仮想ディスクをDドライブへ移動
🧠 アップデート対策：リンクが消えたときの復旧手順
🔁 ステップ2：1コマンドで復旧できる .ps1 スクリプト
🎁 オプション：ショートカットを作ってワンクリック実行にする
✅ まとめ

📌 本記事の目的

Docker Desktopの仮想ディスク（ext4.vhdx）がC:ドライブを圧迫している…
D:ドライブに移動したいが、アップデートのたびにリンクが壊れて困る
手動復旧ではなく「ワンクリックで復旧」したい

という開発者のために、

✅ この記事でできること

Docker Desktopの仮想ディスクをD:へ安全に移動
シンボリックリンクでC:→D:を偽装
アップデートでリンクが消えても1コマンドで復旧する .ps1 スクリプト付き

💽 なぜCドライブが圧迫されるのか？

Docker Desktop（WSL2バックエンド）では、以下のような仮想ディスク構造になっています：

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Docker\wsl\data\ext4.vhdx

この ext4.vhdx に、以下すべてが保存されます：

Dockerイメージ
コンテナ
ボリューム
キャッシュ

→ 10GB〜100GBに肥大化することも。

✅ ステップ1：仮想ディスクをDドライブへ移動

🧱 ① Docker Desktopを完全に終了

wsl --shutdown
taskkill /f /im "Docker Desktop.exe"

📦 ② 仮想ディスクをD:に移動（例：`D:\Docker\data`）

# 元ファイルパス
$src = "$env:LOCALAPPDATA\Docker\wsl\data\ext4.vhdx"

# 移動先（任意だが以下を例に）
$dst = "D:\Docker\data\ext4.vhdx"

# フォルダ作成とファイル移動
New-Item -ItemType Directory -Path "D:\Docker\data" -Force
Move-Item -Path $src -Destination $dst

🧹 ③ 元の `data` フォルダを削除

Remove-Item "$env:LOCALAPPDATA\Docker\wsl\data" -Recurse -Force

🔗 ④ シンボリックリンクを作成（C→D）

cmd /c mklink /D "%LOCALAPPDATA%\Docker\wsl\data" "D:\Docker\data"

🚀 ⑤ Docker Desktop を起動 → 正常に動けば成功

🧠 アップデート対策：リンクが消えたときの復旧手順

Dockerのアップデートによってリンクが消えたり、C:に勝手に新しい data が作られることがあります。

✅ 対応方法は「削除→再リンク→再起動」の3ステップ

🔁 ステップ2：1コマンドで復旧できる .ps1 スクリプト

# repair-docker-link.ps1

$target = "D:\Docker\data"
$link = "$env:LOCALAPPDATA\Docker\wsl\data"
$dockerExe = "C:\Program Files\Docker\Docker\Docker Desktop.exe"

Write-Host "`n🛠 Docker Desktop シンボリックリンク修復スクリプトを実行中..." -ForegroundColor Cyan

# Docker停止
Write-Host "🛑 Docker停止中..."
wsl --shutdown
Stop-Process -Name "Docker Desktop" -Force -ErrorAction SilentlyContinue

# 不正なフォルダを削除
if (Test-Path $link -and !(Test-Path "$link\ext4.vhdx")) {
    Write-Host "🧹 C:側の誤生成された data フォルダを削除..."
    Remove-Item $link -Recurse -Force
}

# リンク再作成
if (!(Test-Path "$link\ext4.vhdx")) {
    Write-Host "🔗 シンボリックリンクを作成中..."
    cmd /c mklink /D "$link" "$target" | Out-Null
}

# Docker起動
Write-Host "🚀 Docker Desktop を起動中..."
Start-Process "$dockerExe"

Write-Host "✅ 完了しました。" -ForegroundColor Green

✅ 実行方法

上記コードを repair-docker-link.ps1 という名前で保存
PowerShell を「管理者として実行」
スクリプトを実行：

.\repair-docker-link.ps1

🎁 オプション：ショートカットを作ってワンクリック実行にする

repair-docker-link.ps1 に対して .bat を用意：

@echo off
powershell -ExecutionPolicy Bypass -File "D:\Docker\repair-docker-link.ps1"

これをデスクトップに置けば、ダブルクリックで復旧完了します。

✅ まとめ

内容	説明
C:ドライブを圧迫する理由	`ext4.vhdx` にすべて保存されるため
D:ドライブへ移動する手順	移動→削除→シンボリックリンク
アップデート後の復旧方法	`repair-docker-link.ps1` で自動復元
長期安定運用のポイント	シンボリックリンクとスクリプトで自動化

💡 この記事に加え、「WSLとDockerの最適ストレージ設計」「Notionマニュアル用PDF」「スクリプト一式の.zipパッケージ」なども提供可能です。必要であればお知らせください。