WSL (Ubuntu) のパスワードを忘れた場合の対処法
WSL(Windows Subsystem for Linux)で Ubuntu を使用していると、sudo
のパスワードを忘れてしまったり、設定した覚えがないために困ることがあります。本記事では、WSL のパスワードをリセットする方法を詳しく解説します。
1. root ユーザーでログインしてパスワードを変更する
WSL では通常 root
ユーザーはパスワードなしでアクセス可能なため、root
でログインしてパスワードをリセットするのが最も簡単な方法です。
手順
- Windows の PowerShell またはコマンドプロンプト(cmd)を開く
- 以下のコマンドを実行
wsl -u root
root
ユーザーでログインできたら、以下のコマンドでパスワードを変更passwd user1 # user1 は自分のユーザー名に変更
- 新しいパスワードを2回入力し、パスワードリセット完了
exit
でroot
を抜け、通常通りuser1
で WSL にログインsudo
が使えるか確認sudo ls /root
→ root
でログインできたら、これで解決です!
2. root でもログインできない場合は WSL をリセットする
もし wsl -u root
でもパスワードを求められたり、失敗する場合は、WSL をリセットするしかありません。この方法では Ubuntu 内のデータがすべて消えるので注意してください。
手順
- PowerShell を管理者権限で開く
- 以下のコマンドを実行して WSL をリセット
wsl --unregister Ubuntu
- その後、Ubuntu を再インストール
wsl --install -d Ubuntu
- インストール後、新しいユーザーを作成し、パスワードを設定する
→ WSL をクリーンインストールすれば確実に解決できます!
まとめ
- まずは
wsl -u root
でroot
に入れるか確認 - 入れたら
passwd user1
でパスワード変更 - もし
root
にも入れなかったら、WSL をリセットする
これで WSL のパスワードリセットは完了です!
トラブルが発生した場合や不明点がある場合は、コメントで教えてください!
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